塗装ブース　兼　集塵機を自作してみる　（１）

一昨年（？）のことだが、子供の頃以来触っていなかった模型を、友達と遊んでいるときにふと購入する機会があり、ハマりやすく冷めやすい私としては、これからどうするか決めかねていた。

いったん作り始めてしまうと、形から入る自分のこと、ニッパーにピンセットにと道具を揃えていくうちに、いろいろと複雑な道具が増えていく。

そして完成したら色を塗らなくちゃ、ということで、臭いのキツイのが嫌な私は水性アクリル塗料を買っていた。だが、ついにあの日を迎えるのである。

「迷彩塗装したい・・・」

そう、戦車模型には付き物の迷彩塗装である。
そもそも戦車模型は時代考証とか精密なディテールアップなど、面倒臭そうな条件がたくさんある。
ハマりやすい私としては、見て見ぬふりをしつつ素通りするわけにはいかぬ諸条件だ。それがプラモにハマるのを避けていた最大の理由なのだ。

だが、一度関連車両を作ってしまった身である（この時作ったのがタミヤMMシリーズのハノマーク。勘で買ったわりにはいい勘している気がしませんか？モリナガ・ヨウさんなら分かってくれるに違いない）。もう迷彩塗装からも逃げ出すことは出来ない。
そして迷彩塗装をすると決めた以上、大きな決断を迫られることになる。

エアブラシの購入である。

これを・・・！これを買ったらもう引き返せない・・・！

そして引き返さなかったのである。

購入したのはこちら。

造形村エアテックス3/造形村

￥29,800
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エアブラシ、コンプレッサー、塗装ブースの３つと、テクニカルDVDがついて3万円を切る値段。
エアブラシはダブルアクションタイプ。コンプレッサーはエアレギュレーター付きで、動作音が小さい。そして、塗装ブース付きというのが決め手であった。
これ、最初に購入するのにはとても良い選択だと思いますよ。とりあえずこれを買えばエアブラシ塗装が出来るようになるわけですしね。しかもエアブラシはダブルアクションタイプを選択することで、今後も長く使えるし。

と、ここまでが前置きである（なげえよ）。

塗装ブースを置くには、やはりある程度の場所が必要となる。もしかすると、購入資金よりもこちらの理由で購入するのをためらうかもしれない。

こんな感じで使っていた。

右に見える机が作業台。塗装ブースはスチールラックの上に乗っています。排気は付属のホースで。そのままでは冬場は寒いので、窓にはさめるタイプの細いアダプタを付けています。

とりあえず、この環境で満足していた。

そう、奴が我が家に来るまでは。

うわあああん･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
ついにモーターツール様にまで手を出してしまったよ～｡
幸せだ｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡

【浦和工業】　マイクログラインダー　HD20A　ミニルーター【smtb-k】【w3】

￥11,000
楽天

浦和工業のマイクログラインダー HD20Aです。

プラモ工作には、削ったりヤスったりが付き物である。でもすごく時間がかかるので、時間の無い身には、とても良いアイテムである。
まあ、もっと安い電池式のでも十分だと思うんだけど、こちらは逆回転に出来たり、回転速度が変えられるのが便利。どの辺が便利かはこれから考える。軽いし、ビットもいくつか付いてるし、オススメですよ。

さて、モーターツールをお持ちの諸兄はよくご存知であろうが、プラモを削ると、プラモカスが出ちゃう。ヤスリで削っても出ちゃう。ましてやリューターなんかで削ると、もうたくさん出ちゃう。

それ おれ 吸う。　おれ 肺 悪くなる。　インディアン とても 困る。

という結論に至る。

そこで、集塵機が欲しくなったのだが、市販の集塵機はとても高い。ほとんどが業務用で、ホビーユースのものはほとんどない。しかも性能には疑問点が残る。
しかし、手持ちの塗装ブースで兼用するには、あまりにも吸引力がない。

そこで、この際自作してしまおうと思い立ったのであった。

そう、ここまでが序文である（なげえってばよ）。

続く