T・ZONEの思い出 その3 「PCパーツショップ」
2015/07/29
さて、自作PCはすでにブームと呼べる段階はとっくに過ぎ、皆それぞれ、自前で安いサーバを作りたいとか、超ハイエンドゲームマシンを作りたいとか、明確な理由を持って作られていると思います。
裾野は狭くなった、と言える。
あとは、お仕着せのものは使いたくないという理由。
そうじゃなけりゃ、メーカーのマシンを使った方が確実に経済的ですしね。
メーカー側も、PC本体だけで、キーボードやマウス、モニタなどは別売りという販売方法も行っている。
日常的なPCの使い方をしている人にとって、気になるのはキーボードのタッチだとか、掃除しなくて済むマウスだとか、ちらつかないモニタなわけであって、CPUの速さなんかはそんなに問題にされるわけではない。
数年使ったら、PCを買い替えるだけのこと。
そうなると、必然的にPCパーツショップは淘汰が進むわけだ。
昔通っていた、俺コンやUSERS SIDEや高速電脳はもう無い。
そして、この度T・ZONE PC-DIYショップが閉店した。
このお店は、自分が初めて早朝販売のために並んだことのあるお店だ。
秋葉原では、よく新製品の発売日には深夜販売や早朝販売のイベントを行う。
Windows95の発売イベントは街を挙げてのお祭りだった。
最近だとiPadの発売日やドラクエの発売日なんかが、大変な賑わいを見せたらしい。
まあ、このときに並んだのは、単に特価販売のメモリを買うためだったのだけれど、始発に乗って辿り着いた早朝の秋葉原、別して中央通りの人一人いない光景というのは、あれはあれで独特の高揚感があった。これだけでも体験する価値はあると思う。
ともあれ、跡地にドスパラが入ったことは、ひとまず良かったことだ。
今でもTWO・TOPや、クレバリー、ZOAなどは頑張ってくれているし、新規のお店もたまに見かける。
現在、自分自身はと言えば、PCゲームの要求する高スペックに金銭的について行けず、MacBook ProのBootcampで動かしているWindowsXP上で、一昔前の洋ゲーを細々と遊んでいる身である。
しかし、いずれはまた15万円を握りしめてPCを自作したいと思っている。
ちなみにその時はモニタじゃなくて、プロジェクターを使いたいと思ってる(えー)。
その時は必ずブログに書こうと思うので、よろしくお願いします。
追記:久しぶりにUSERS SIDEで検索してみたら、ゲーム専門店として生き残っていた!
USER SIDEが社名変更して移転、ゲーム専門の通販店に http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100612/etc_uside0.html ニュース元:AKIBA PC Hotline!
良かった!最近は海外ゲーム、どころか国産のPCゲーム自体販売している店が少ないので。
ただ、残念ながら通販サイトオンリーのようだ。秋葉原は開発がすごい勢いで進んだし、実店舗を出すこと自体がリスキーなんでしょうね。
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