計画停電でした！

計画停電３日目でしたっけ？
あまり良く覚えていないのですが、昨日まではそれなりに緊張感を持って過ごしていました。
しかし、そろそろ震度３あたりでは驚かなくなり、計画停電も何日も回ってこないと、そろそろだろうな、と思いつつ、今日は何時頃が自分の番なのか確認もしていませんでした。

で、いきなり来たんですね。

夜７時頃でしょうか。

いきなり真っ暗になりました！
まだラップトップの前にいたので手元が明るくて良かったのですが、他の場所だったらかなりビビったことでしょう。

んで、一応当初の手順を踏むため、ブレーカーを落としに。

そこまで辿りつくまでの明かりは、iPhone4のLightというアプリが役に立ちました。
その名のとおり、iPhone4のライトを点灯させるアプリです。

iPhoneは今までもいろいろなiPhone懐中電灯化アプリがありましたが、iPhone4になってLEDライトがストロボ用に搭載されたので、今までのどの機種よりも明るく照らすことが出来るようになりました。

本当に明るい！今回はこれがものすごく役にたちました。

うちはオール電化のマンションなので、こうなるとお手上げです。水も出ません。

仕方がないので、手元の塗料皿にキャンドルを置いて、オシャレプラモ作戦ですよ。

でも、当たり前ですけど、手元が全然明るくなりません。
オシャレプラモ作戦失敗。

そこで、とりあえず近所の様子を見に、ベランダへ。

驚きました・・・。

一面の暗闇。

なのに、線を引くように明るい隣町。

これだけの暗闇を見るのも久しぶりです。

なんだかわくわくしてきました。

よし・・・・。

最初にシャツの胸ポケットにiPhoneを入れてLightを点灯！

サイレントヒルごっこ、よし！！

ポケットラジオも用意しておくんだったぜ・・・。

U-streamのアカウントをとって、３G回線でライブ配信をやってみる・・・。
観客は友達わずか1名だ。

暗闇の中、マンションの階段をLEDライトを照らしながら中継する。

静けさの中、ほのかに浮かぶ階段を恐る恐る踏みしめ、ゆっくりと下ってゆく・・・。

もし、恐ろしげな集団に遭遇して（鉄パイプ持ったナースとか）ボコボコにされたらどうしよう・・・。
そんな恐怖を感じながら、漆黒の闇の中を静かに降りる。

あ、マンションの住人さんだ。こんばんは。

挨拶は大事だからな。防犯の基本デスヨ。

マンションを出て、そのまま国道へ向かう。
とっても寒い。iPhoneを持つ手が凍えそうだ。

交差点へ向かうと警察官が4人ほどで、交通整理をしている。

怪しい物じゃないです怪しい物じゃないです怪しい物じゃないです。

よし。無事に回避した。

・・・・。

今日はとても月が綺麗だ。

月明かりってこんなに明るかったんだな。

立ち止まってみると、見えなかった、いや見えていたけど気がつかなかった景色が姿を表した。

ワタクシはLEDライトを切り、観客（1名）にU-stream配信を切りますと宣言した。

今日は月明かりの中を歩いてみよう。
たまには暗闇を楽しんでみるのも悪くない・・。

あ、星がくっきりと浮かんでいる。

何年ぶりだろう。

我町は元々工業地帯であり、これからも街中で星を見ることはもう無いと思っていた。
まだ電気を消せば、こんなにも見えるんだな・・・・。

ワタクシはちょっと感傷に浸りながら、歩を進めるのであった・・・。

・・・・。

この間5分ほど。

寒ぃよ。早く帰ろうっと。

帰りに車がワタクシのそばを、つかず離れず走っているのが見えた。

ん？マンションの前で止まった。

ワタクシはおもむろに鍵を取り出すと、マンションへと入っていった。

あ、また住人だ。こんばんは～っす。

階段を上がっていく途中で、車から無線の声が。

「・・・・・・。・・異常なしです」立ち去る車。

覆面パトカー様でしたか。防犯活動ご苦労様です。

ん？ワタクシは善良な市民ですともっ！（帽子を目深にかぶりながら）

そして、ワタクシは無事帰宅したのであった。

明日以降も停電になる箇所は、多いでしょうね。

まあ、ちょっと不便ではありますが、出来るだけポジティブに楽しんでみるのもいいかもしれません（サイレントヒルごっことか）。ではでは。